肝試しは夏の風物詩です。テレビでは『幽霊屋敷』の廃墟・廃屋にでかけ、霊能者が霊を見つけて、浄霊します。が、実は、霊はそんな薄気味悪いところにいません。

 人と霊の性格は同じです。イギリスでは、呼び出した霊が本当のじいちゃんかを確かめます。霊能者(サイキック)が家族しか知らない故人との思い出を語ると、依頼者が、本物のじっちゃんだと泣き出します。霊は生前の記憶はもってます。人格も変わってません。

 人は、廃墟となった病院、湿気た暗いトンネル、真っ暗で汚れたマンション、今にも倒壊しそうな薄気味悪い家に近寄りません。霊と人の趣味嗜好は同じです。人はそんな怖そうで汚ない場所を嫌います。霊も同じです。そんなところに住みたい霊はいません。
 こればかりは動物行動学で考えます。人も霊も動物です。動物はどこに住むか。普段、人が行きたがらないところに霊はいません。

 霊がそんな廃墟に住めない理由があります。
 これまでの議論で、霊は扉を通り抜けられません。テレポートもしません。廃屋は出入り口の扉が閉まっているので、霊は入れません。一度入り、扉を閉められたら、自力で出られません。次に人が扉を開けるまで何日・何ヶ月も待ち続けます。霊はそんな監獄みたいな建物にうっかり入りません。テレポートできないので、霊は閉じ込められることを恐れます。誰も出入りしない家、汚い家に霊はいないのです。

 では霊はどこにいるでしょうか?
 民家・教会・老人ホームです。霊の目撃が一番多いのは家の中です。霊は居心地のよいところを好みます。暖かくて、冬も寒くないのは家です。テレビアニメも見られます。子供がはしゃぎまわる家は危険なので避けます。子供に踏まれると霊は足や手を折り、体が壊れます。ゆっくり動く老人がいて、空き部屋が多い家が好まれます。老人ホームにもたくさんいます。

 霊は廃屋、幽霊屋敷にいません。怖い場所に霊がいる、廃屋などにいるという先入観は誤りです。わかりましたか。

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