心理学では夢は記憶をみるものだという説があります。これは誰でも間違いとわかります。ほとんどの夢と一致する記憶がありません。それは1, そんな記憶を思い出せない 2, そんな記憶がないためです。が、臨死体験の夢は例外です。
 
一, 夢と一致する記憶がない
もし、夢が記憶だとすると、人々はそれをいつどこで体験したかを言えるはずです。が、人々はそれをほとんどできません。
 
夢は昔の体験で覚えていないものか?
 そのため、心理学者は以下の説を苦しく唱えます。それは彼らが忘れた昔の体験だと。これも間違いです。なぜなら、人は過去を思い出せます。古いアルバムを見て、そんなことを経験したと気づけます。が、ほとんどの夢は記憶にない体験です。子供は昔のことを覚えてますが、多くの夢を過去に経験したと言いません。夢は記憶ではありません。
 
夢は睡眠中の長期記憶の置き換えに由来しない
 睡眠中にその日の記憶が長期記憶に置き換わります。心理学者は夢はここに由来すると主張します。これは明らかに間違いです。もし、そうだとすると、ほとんどの夢は記憶の体験から作られています。その日の記憶か長期記憶のどちらかを見ているはずです。しかし、誰も夢が数日前でも、遥か昔のいつどこの体験かをほとんど示せません。
 
二, そんなことをした記憶がない
 夢が記憶とすると、彼が過去に行った場所しか夢に見ません。が、人は全く行ったことがない場所を夢に見ます。タイタニックの沈没、インドネシアの津波など。これは夢が記憶でない決定的な証拠です。
 
 夢が記憶の時、彼は過去にしたことしか夢に見ません。彼は夢の中でよく死にますが、彼は今、生きてます。死んだ過去がある人が生きているはずがありません。人は交通事故を引き起こす夢、大怪我する夢をよく見ます。が、当人にそんな不幸な過去はありません。多くの夢は記憶ではありません。
 
臨死体験者は記憶を夢にみる
 わずかな夢は記憶です。臨死体験者は夢で人生を走馬灯のように振り返ります。彼らはその何十年前の体験を覚えています。ここからも記憶にない体験をする夢は、記憶からくるものではありません。
 
まとめ
 ほとんどの夢は記憶ではありません。が、わずかに臨死体験者が記憶を夢にみます。なお、ほとんどの夢は過去でないことから、それは彼自身の当人の未来か他者の体験です。
 
以上